陶器が時間を越えて存在できることを訪れる人に伝えています。写真を撮っていると刷毛で泥を払って綺麗にしたい気持ちが湧いてきます。
このままでも雰囲気は十分あるのですが、陶器が露出している部分をきれいに掃除したらもっと陶器に命が吹き込まれてもっと美しくなると思ったからです。しかし、遺跡などから出土した感じは薄れてしまうのかも知れません。私はそのまま撮ることをいつも優先していますが露出している部分だけでも陶器の美しさを際立たせたいと言うのがファインダーを覗いたときの気持ちでした。
いずれであっても、この土留(どどめ)にはデザイン性があって、なお神経が行き届いていて芸術的だと私は思います。もし近所に住むようなことがあったら市に相談してこの窯垣の小径(かまがきのこみち)の写真を撮りに来る人のために10日に1回くらい刷毛と水で清掃させて欲しいと多分申し出てしまいそうな気がしています。
この小径には窯道具を積み上げて作った塀や壁があり、一般的なブロックやコンクリートではないので格段にお洒落な雰囲気があります。どこかにカフェが出来ればそれはもう最高です。
「旅する、千年、六古窯」の公式WEBサイト http://www.city.seto.aichi.jp/docs/2018041800020/