写真 寺社仏閣 徳川家康

写真:鳳来寺は1300年の山奥の古刹です。聖武天皇妃光明皇后、源頼朝、武田信玄、松平広忠、於大の方、徳川家康、井伊直政、奥平氏、菅沼氏、徳川家光などが関係した歴史ある寺です。@新城市

鳳来寺は1300年の古刹です。

奥三河の山中の険しくそそり立つ溶岩の岩山にあって聖武天皇妃光明皇后、源頼朝、武田信玄、松平広忠、於大の方、徳川家康、井伊直政、奥平氏、菅沼氏などが関係したといわれる寺です。

本堂横の大きな説明板は、鳳来寺にまつわるたくさんのことを教えてくれます。

私はその中でも面白く思ったのは、ブッポウソウと鳴く鳥がNHKラジオの取材でミミズクの鳴き声であることが判明したことです。

それまで1000年にわたって、ブッポウソウと名付けられた瑠璃色の鳥の鳴き声だと間違っていたことがわかり大騒ぎになったという出来事です。

フクロウの鳴き声は忍者の合図のようにホーホーとだけ鳴くものと思われていたのでしょうね。

ミミズクでもホーホーと鳴くはずなのにブッポーソー♪と鳴くのですから。

学会が大騒ぎになったのはわかる気がします。

ブッポウソウと鳴くコノハズク 

20秒くらいからブッポウソーと鳴き始めます。

鳳来寺のある鳳来寺山には岩がいたるところに露出していて、周りの山とは山の姿が異なります。

鳳来寺さんは太古は火山でした。

岩がむき出しのまま垂直に切り立っている険しい山の姿から山伏の修行の場とされてきました。

葛飾北斎が1804年に描いた鳳来寺山春景色があるのですが、この山と寺の雰囲気の特徴がよく描かれていて今もこの通りだと思います。

 鳳来寺春景 和泉市久保惣記念美術館蔵 和泉市久保惣記念美術館デジタルミュージアムから

表参道の石段や仁王門の写真が撮れなかったのでいずれアップしたいと思います。

鳳来寺写真ギャラリー

宮城谷昌光さんの小説「風は山河より」には世継ぎを授かるために鳳来寺に参籠して昼夜薬師如来に祈る松平広忠とお大のことが竹千代誕生の段にあります。

そこでは、参籠する二人を守るために鳳来寺山中で活躍する菅沼新八郎以下野田菅沼家家臣の活躍が描かれています。

そんなことがあったのかもしれません。

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