写真 寺社仏閣 徳川家康

写真:大樹寺の宝塔入り口の馬頭観音が教えてくれた羅漢像はあまりにも自由すぎます。人ごとではありません。自分の姿を見せられているようで不愉快です。

うつ伏せたまま、それも両足を揃えて足の裏を見せながらこっちを見ている羅漢像。
うつ伏せたまま、それも両足を揃えて足の裏を見せながらこっちを見ている羅漢像。面倒がらずに体を起こしなさい!。

大樹寺の宝塔入り口の馬頭観音が教えてくれた、あっちこっちにいる羅漢像はあまりにも自由すぎます。人ごとではありません。

自分の姿を見せられているようで不愉快です。

私の後ろの塀の向こうにはとんでもない奴らがいます。腹を立ててはいけません。それはあなたの姿です。
私の後ろの塀の向こうにはとんでもない奴らがいます。腹を立ててはいけません。それはあなたの姿です。

入り口近くにいる馬頭観音像が申すことには、私の後ろ、三つ葉葵の瓦がある塀の裏側にはどうしようもない奴らがいますが驚いてはいけません。

それは人というものを羅漢の姿を借りてお見せしているのです。それはあなた自身の姿でもあります。

だからきっとだんだんと不愉快になってきますよ。

もし不愉快になったとしてもそこは我慢して声をかけてやってください。

繰り返しますが、「これは人ごとではありませんよ」。自分の醜態を見せつけられているようで、だんだんと不愉快になりますよ。

しかし、宝塔に手を合わせて帰るころには、来たときとは違って羅漢の皆がきっとあなたに声をかけてくれますから・・・。

そのときには不思議に怒りは収まっていて、羅漢の姿を受け入れてなお許す心が生まれているはずです。
これこそが羅漢様の力です。

では羅漢さんと対話をしながら参ってください。

大樹寺多宝塔入り口

馬頭観音像はそう教えてくれました。ありがとうございます。

そんな声が聞こえたような気がしました。

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