写真 風景

写真:戦艦三笠を横須賀で見ました。艦橋上のデッキに立っての指揮には尋常ではない気力と心頭滅却できるスイッチを持たないと不可能。心細く恐ろしすぎる。

戦艦三笠

戦艦三笠を横須賀で見ました。艦橋上のデッキに立っての指揮には尋常ではない気力と心頭滅却できるスイッチを持たないと不可能。心細く恐ろしすぎる。あまりにも無防備な場所です。司馬遼太郎さんの坂の上の雲はテレビでも放映される前に読んでいて三笠のことはその小説で知っていました。その記憶は途切れ途切れでしたが、それでも実物の戦艦三笠を見学すると、そこに説明も添えられていているので不足する知識でも十分でした。

日本海海戦のときの艦橋上のデッキの様子が絵になって残っていますが秋山参謀は東郷連合艦隊司令長官の後ろにあってちょっと風変わりな格好だったそうですが、普通の服装にして描いてもらったということを読んだ記憶があります(PHP文庫の秋山真之だったかもしれません)。

戦艦三笠全景

そのような異端を許す東郷司令官の統率スタイルを凄いと感じたのですが、今もそれは変わることはありません。実際に海戦に勝っているわけなので異論が起こるはずもなく、またそれは現代の視点で考えてもマネジメントの本質を間違えてなかったわけです。

そのようにきっちりと考えてみる前に、この艦に乗り組んでいる人たちはどんな人達だったのかを考えてみる必要があります。それはぼんくらではなく日本の最高レベルの人たちです。それぞれの能力は高い次元で信じ合うに足り得る人材だったはずです。

そして日本海海戦の後、解散するにあたって表された連合艦隊解散の辞は、普遍的なことを事実を交えて誰にもわかりやすく構成し、そして格調高く後世にもつながる内容で表現されています。連合艦隊の部分を国に変えて読んでも良いし、企業や個人に変えても伝わる内容です。魂が宿りその力を感じます。

写真を撮った時刻はもう日暮れでそれに加えて曇が分厚く光りが足りません。

写真を撮った時刻はもう日暮れでそれに加えて曇が分厚く光りが足りません。冒頭の写真は、1/60、F8、ISOは125の設定です。被写界深度を深くして、ノイズは少なく手ぶれしないように気をつけながら撮影しました。背景がグレーで、船体もグレーなので色が少なく地味な写真ですが、船首の金の菊紋に支えられている写真になりました。

使ったカメラ Panasonic DMC-LX5

艦から降りて見上げたときに掲げられていたZ旗に気がつきました。

-写真, 風景
-, , , , ,

テキストのコピーはできません。