尾張藩主来客用の、玄関二の間、一の間には狩野派による「竹林豹虎図」と呼ばれる襖絵があります。金箔を貼った上から描かれた竹林豹虎図は神々しく柔らかで愛嬌があります。。
今の言葉で表現すると静かでゴージャスです。藩主のお客様に先ずくつろいでもらいながらも、尾張藩徳川家の格を示す上で十分な威厳と豪華さを併せ持っています。
藩主と対面するその前から、位責め(くらいぜめ)するという心理的なプレッシャーを与えるのに十分な雰囲気があります。
名古屋城本丸御殿の玄関二之間、一之間は御殿見学では最初に見る部屋ですが、この部屋に限らず撮影するためのコツがあります。
①周りのお客様の邪魔にならないように撮影する。
②フラッシュは使わずに撮影する。
③三脚や一脚は使わずに撮影する。
④カメラを柱や壁、障子や襖などにぶつけて傷つけることがない。→警備の人をハラハラさせるような状態での撮影をしない。
⑤持ち物はロッカーに預けてカメラだけを持っての見学にする。
⑥部屋の中に入らず廊下からの撮影に限る。
⑦撮影のために行動を欲張りすぎない。
などが思いつきますが、ここに列挙したことは、本丸御殿の見学前にも同様の説明を受けます。
それなのに、あえてここに書いた理由は、最低限これらのことが守られなければ、すぐにでも撮影禁止にしなければならないという判断が下されるかも知れないからです。そのくらいデリケートで大切な御殿だからです。
この本丸御殿と、木造での建て替えを目指している天守閣は建築当初の正確な図面が残されています。空襲による消失がなければずっと国宝のままであったに違いありません。
本丸御殿は元の図面通りに正確に再現されていて、それに加えて天守閣も木造で元通りに再建されれば、幾世代か後には御殿と天守閣を合わせてやがては国宝に指定されるときも来るかもしれないと聞いたことがあります。
木造天守が再建されればやがてはそうなるだろうと、知識の少ない私でも思います。
そのようなわけで、撮影には思いっきり気をつけて臨みましょう。
次は、御殿の中を上手に撮るコツです。
撮影環境は
暗いこと
金の襖や壁が光に反射して撮影範囲での明るさが大きく異なること
建物内は直角や水平の線がたくさんある上に写真がレンズの歪みによって気持ち悪く写ってしまいがちになること。
被写体をレンズの中心部で捉えると歪みやすいので、カメラを被写体に正対させて撮らないとソフトによる修正もできない状態の写りになってしまう。
その対策は主に・・・
対象物にレンズの正面を向けないようにすること、全体の中の撮影対象の位置とレンズの歪み方を意識して写します。
また追々お話しします。



名古屋城天守閣復元の内容 https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/learn/tenshu/outline/
名古屋城本丸御殿 https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/guide/honmarugoten/
使ったカメラ Nikon:D500 使ったレンズ Nikkor DX 16-80mm F2.8-4.0