雨が降る寸前のアジサイの花と日の光が当たっているアジサイの花の写り方の比較をしてみました。いくつかの写真をアップして眺めています。
雨が降る寸前のアジサイは、空気が重く湿気を感じさせる陰鬱さの中にも、花の色を際立たせるしっとりとした空気が落ち着きをもたらしてくれます。
空気は水分を抱えきれずに水滴になりそうなギリギリまで湿気を保っているように感じてとても重そうです。
写真を撮る前から写りはこうなるなと予想したとおりの写りになりました。ただカメラにとってはそのままを写しただけのことでしょう。
周囲の音は、湿気を抱え込んで重くなっている空気を震わせることが出来ないせいか周囲の音があまり耳に届いてきません。
また、写真の写り方が晴れている日とは違って、微妙な光りの屈折感があります。雲が低く雨が降りそうな暗さがそう感じさせることもあるとは思っていてもです。そして絞りは絞っているのにやはり撮った写真を見てそう感じます。
光りに照らされたアジサイは花にいっぱいの光を受けて、元気そのものです。
一方で、光りに照らされたアジサイは花にいっぱいの光を受けて、元気そのものです。花が集まってふさふさしている感じと大きくて乾いた手触り感が伝わります。
少しだけ光りを貰った日陰に咲くアジサイの花の妖艶さ
少しだけ光りを貰った日陰に咲くアジサイの花は妖艶な輝きを放ちます。あまり目にとめて貰えない自分の存在に気がついてくれた人に訴えて誘ってきます。心の隙間にスッと入られそうな魅惑のオーラがあります。
アジサイはお寺や公園、自宅の庭などによく植えられていて普段から目にしていますが、梅雨の花の季節には色々な色の花や種類が至る所で咲き誇り自分たちの季節を謳歌しています。
日の光に照らされるアジサイもそうでないアジサイも、生まれたときには既に定められていた場所でそれぞれに美しく咲いています。
使ったカメラ Nikon:D500、D5600 レンズ Nikkor DX16-80mm F2.8-4.0 DX 18-200mm F3.5-5.6