植物園の温室で地球外生命体?を発見してしまいました。植物園の温室で見つけた変な奴。そう思いながらじっと見ていても飽きない姿をしています。しかし、この場を離れてしまうと、もうこのイメージを伝えることが出来なくなってしまうのに、カメラは便利な道具で、この変な姿の植物をこうして皆さんにも紹介できています。私はうちに帰ってから何度もこの写真を見て楽しんでいます。
この変な奴らはその形の中に既に魂が宿っているように思えてなりません。
キツネノマゴ
このキツネノマゴ(ツンベルギア・ミソレンシス)という植物は、このように撮ろうとしたわけではなく、「こんな感じに写ってしまった」という写真ですが、どう見てもへんてこりんな写真です。
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飛んできたテニスボールをバックハンドで打ち返した瞬間のような格好をしています。しかし、どうゆうわけかへっぴり腰でとぼけて見えます。
右に突き出してお尻のように丸く見えるのは、向こう側に向いた花の萼(ガク)が丸く写った部分です。右腕は数日前まで花が付いていたはずの軸の部分です。左手は膨らみ始めた花で、それぞれのボケ加減がバランスよく一体化してこのように写っています。
振り向いているように見える顔は、確かに耳があって薄目を開けて見ると狐のように見えますが花の奥にアリが一匹写っていて、それがアクセントになっています。
焦点はこのアリのあるですが、それ以外のところは手前も奥もボケているので、それぞれの部分が一体化してこの姿を構成しています。
形は想定して写したのですが、ボケ感がいい具合になるとは思っていませんでした。
別の花ですが普通に撮るとこんな感じです。
「キツネノマゴ」!。この花の名前をいっぺんで覚えてしまいました。 原産地はインド南部。
ツノナス
この風船のようなオレンジ色の実はツノナス(フォックスフェイス)です。作り物のような形をしています。また、これも実(ジツ)にとぼけた形をしていて、空気を入れると細長く伸びる風船をネジって組み合わせたような姿をしています。
表面はツルツルで、言われてみれば、なすびがオレンジ色ならこのように見えるかも知れませんが形はずいぶん違っています。プクッと膨らんだツノが付いているので余計にオブジェのように見えます。
じっと見ていると、小さな宇宙船のようにも思えてきます。突然オレンジ色の表面に出入り口が現れて中から小さな宇宙人が出て来そうな気がして、そのままSFの世界に入って行けそうです。
ツルツルなのでマジックで表面にいたずら書きしたい誘惑にかられますが、もし自宅に生えていたら一個くらいは落書きしてしまいそうです。
原産地はブラジル。