伊賀八幡宮の随神を見落としては損です。
三代将軍家光に整備されるまでは、伊賀八幡宮は質素な神社だったのだろうと想像しています。
彼は先祖が大切にしていた由緒のある寺社仏閣を徹底的に整備しています。
随身門の随神もそのときに置かれたものです。
この伊賀八幡宮は松平家四代の松平親忠公が松平氏の氏神としてこの地に祀りました。
それ以来、松平氏代々の氏神・守護神として今に至っています。
家光公は、祖父の東照大権現(徳川家康公)を祭神として伊賀八幡宮に合祀することとしました。
そうすることで伊賀八幡宮に新しい役割を担わせました。
そして家光公は壮麗な随神門と蓮池と橋を整えて新しい伊賀八幡宮としました。
随神門はその時以来、ずっとここにあって徳川家の守護神としてこの地にあります。
あまりにも立派なので、どこから随神門を見ていけばよいのか迷います。
迷うほど見る所の多い随神門ですが、特に細かな部分の凝ったデザインから見ていのがおすすめです。
私は、随身門の両脇に置かれている「衛士」(えじ)の姿の随神に気がつきませんでした。
写真でもわかるとおり、格子の幅が小さいので、中が見えにくい上に、ガラスがはめられているので光が反射してしまいます。
そんなことから、気がつかなかったようです。
目をを木枠に近づけて覗くと、お寺の仁王像とは違った、等身大のひな人形のような美しい衛士姿の随神収められています。
まるで生きているような姿です。
とても気にいったのでなんとか写真に写したのでご覧ください。
屋根を支えている四隅の力神は小さすぎるので大きく写したものをアップする予定。