写真撮影の調整技術。
ここでは写真修正の駆け引きで思うことを書いています。
自分で仕上がりの基準をきめてPCを使って修正作業しなければいけない写真は、
自分の中に基準がないと処理方法の選択に迷います。
その基準を身につけるには写真の上手な人に弟子入りするのが早道です。
これでよいのだという、基準を知り身につけられると思うからです。
いわゆる修行す。
写真撮影の調整技術とは、言い換えると仕上がりの基準のことです。
日の丸みたいな構図はダメだとか、他にも作法めいたことがよく言われますが、
伝えたいことがど真ん中に美しく据えられている写真ほど力があるし、
またよく整理されているのなら、
また、感じて語ることのできる感性を持っているなら何も問題にはなりません。
そんな当たり前のことにすら確信が持てない状態はよくないと考えます。
いいたこと、伝えたいことの1.2.3が整理されていればそれでよいのです。
もし、2.3.がなかった場合には、力強く写した1.だけで十分良い写真です。
社会的に実績を残してきたカメラマンや写真家の方が、
ネットの記事やYouTubeなどでたくさんのことを語ってくれています。
それらは、写真経験のまだ浅い人が今から辿る精神的なプロセスを語ってくれています。
技術的なことも含めてそのまま信じてほぼ間違いありません。
室内で静物を撮るときには、微少なゴミや汚れは注意点検できます。
また、クライアントやデザイナーの考えに則った写し方をする必要がある場合には、
ライティングやセッティングをそれに沿って決めます。
そうすることで必然的に要求通りの写真が出来上がってきます。
写真撮影の調整技術は写真加工も想定した修正可能範囲
撮影後のことも考えて、撮っているかどうかも含めて撮影技術です。
屋外で被写体を見つけて撮るときには撮影環境が変化する
しかし、屋外で被写体を見つけて撮るときには撮影環境が変化するので、
思ったように撮れていない場合には、
写真を調整して必要なイメージに近づけなければいけない場合が日常的にあります。
そのようなことも想定して撮っておくと、後の処理でリカバーできます。
ただ、その調整のための時間が必要になります。
その上に写真1枚ずつに作業が必要になるので効率がとても悪くなります。
加工しなくてもよいそのまま使える質の良い写真を撮りたい
加工しなくてもよい、撮ったそのままでも良質な写真を撮りたい。
というのが私の希望なのですが、
たまにそんな風に写るときもあります。
無加工の撮って出しと呼ばれる写真です。
しかし、それはだいたいにおいて結果オーライです。
その理由は、被写体を見てこのように撮りたいという思いが先行していないからです。
撮って出しで良い写真を撮るためには、予め被写体の表現のプランがなくてはいけない。
ただそれは、被写体を幾枚も撮ってみて、
その反省から導き出される答えのようなものですから、
同じ被写体を何度も写しているうちに撮った写真が
だんだん自分のイメージに近づいていきます。
撮った写真に検討を加えないと自分の被写体に対するイメージが磨かれてきます。
PDCAを繰り返すことはビジネスの世界だけのものではありません。
ここがプロの写真家と経験を重ねただけの写真マニアとの違いです。
数を撮ることで間違いなく上手く撮れるようになります。
数を撮ることで間違いなく上手く撮れるようになりますが、
撮った後に検討を加える(反省する)ことが重要です。
それが次の撮影の糧になります。
何度も撮りに行く必要があります。
はじめて撮ったサンタンカ(アカネ科)の花の写真を修正しながら
そんなことを思ったのですが、
出来れば花や葉っぱを拭いてきれいにしてから写したいと思っています。
しかし、商業写真ではないので被写体に触れることができません。
そういうこともあるので、
現実を乗り越えるためには写真を撮る人にとって修正技術は欠かせません。
またソフトウェアーもその需要に対応して進化しています。
参考書 写真のプロになる