「苗木城」(なえぎじょう)、山城ベストランキング1位。の紅葉は、写真に写っている木曽川からずっと下流にある名古屋城や犬山城などの大きなお城で目にする紅葉とはまるで違います。
それは岩山の要塞を彩る紅葉です。
この苗木城は、苗木藩遠山氏1万500石の居城でした。
1万石の小藩ながらも城持ち大名としてのプライドをかけて懸命に維持してきたに違いありません。
そんな苗木藩遠山氏のことを詳しく知りたい方は苗木城入口にある苗木遠山資料館で深く知ることが出来ます。
苗木城は山城ベストランキング1位の城です。
苗木城は山城ランキング1位の有名な城です。
来て見てびっくり!。
城の建物は残っていませんが、それでも城跡のそのたたずまいがインパクトありすぎなのです。
迫力満点、思わず「オー」っと声が出てしまいます。
しかし苗木城の紅葉した姿は、城の険しさと厳しさは感じるのですが、訪れた人に安らぎも与えてくれます。
お城の紅葉というと、庭園や石垣のそばにあモミジの紅葉を思い浮かべますが、この苗木城は見ての通り全く違います。
紅葉の季節にはまるで庭園の築山が紅葉したかのような美しさが見どころです。
かつて城として建物を巡らせていた険しい岩山が、まるで盆栽の鉢に石と土でこしらえた小さな山のように見え、それが紅葉したかのような趣があります。
この岩山に建てた城の構築方法は懸造りと呼ばれる工法が使われています。
岩山なので城の基礎部分を掘ることができません。
岩の上に城の土台を組んで(懸けて)その上に建物を乗せるより他に方法がなかったのでしょう。
目の前に恵那山、その下に目をやると木曽川と中津川市街が一望できます。
秋が深まる季節の苗木城は景色の色が城の持つ荒々しさを和らげていて美しさとのバランスがあります。
https://www.city.nakatsugawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kankoka/5/2/749.html