きのう降った雪が苗木城に残っていて気をつけながら登りました。
鎌倉時代から続く名門遠山氏の居城苗木城は、中津川市の木曽川断崖絶壁にあります。
山城日本一に選ばれたのは他には較べるもののない唯我独尊の厳しいたたずまいを見ると納得できます。
日本一の山城の評判を納得して受け入れるのに何の抵抗も必要ありませんでした。誰が見ても「それはそうでしょう」となります。
本丸を展望したときには「おーー」と思わず声を発してしまいました。
お城としてあり得ないたたずまいに度肝を抜かれてしまったのです。全くもって「遠山氏すごっ!!」です。
元々遠山氏は山向こうの岩村城を本拠としていましたが、関ヶ原の戦い以降岩村は大給松平氏となり遠山氏一族の城は、明智の陣屋は別としてここ苗木藩の苗木城しか残っていません。見るからに維持が大変そうなことはわかるのですが、明治になっても取り壊さずに令和の現在までなんとか残しておいて欲しかったと思うのは私だけではないと思っています。
前日に降った雪が北面の日が当たらない岩や石垣の影の部分に凍ったまま残っているので、腰をかがめての登城になりました。幸いにも滑落やケガはなかったのですが、写真撮影する場合に守らなければならない基本中の基本である「安全であること」を改めて肝に銘じました。
当日は晴れていても、遠くの雪雲が降らせる雪が風に乗ってやってくるのでどうしてもカメラのレンズに水滴が付いてしまいます。付いては乾き、乾いては付いての繰り返しでした。
また被写体のコントラストが強く、黒とびさせないように絞りとシャッターのバランスに気を遣う撮影でした。少しのセッティングの違いによってコントラスト変化して空の色が変わってしまいます。そこはまあ写るままに写せばよいと思うので深く考えないことにしました。
中津川市HP https://www.city.nakatsugawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kankoka/5/2/749.html