「とこなめ招きねこ通り」にいる猫たちの撮影のしかた。作品と対話しながら写真が撮れるので楽しく撮影ができます。でも40匹ほどもいるので、思った以上に時間がかかります。
写真を撮っていると、撮りたい被写体に限って撮影禁止だったりすることがあるので写真を撮らせてもらえないことが多くあります。
しかし、ここ「とこなめ招き猫通り」の猫さんたちは、写真を撮る人の気が済むまで撮らせてもらえるモデルさんなので、とても写し甲斐があります。
芸術作品のような感じに写すわけではなくて、普通に写したいのですが、中途半端な気持ちで撮り始めると、10匹ほども撮影すると飽きてしまいます。
現地に着く前には今日はこれだけを撮ると決めておくことと、撮り始める前には気持ちを落ち着けてやり切る心構えで取り組むとストレスなく撮り終えることが出来ます。
一匹の作品の猫を撮影する時に必要な間を2分だとすると、約80分かかることになります。
作家の名前を確認したり、作品の奥行きを確認しているともっと時間が必要になるかもしれませんね。
また、時間が経過すると作品の猫に太陽の光が当るようになりはじめます。
作品の猫に明暗差が出来てしまって全体を上手く写せなくなるので、日の当たらないうちに写し終えるのが理想です。
つまり午前中の9時前くらいから撮り取り始めて、遅くとも10時過ぎには撮影を終えられるようにすると良いと思います。
午後からの撮影の場合には薄曇りの日に少しアンダーでしっかりと猫の色を写し込みます。
それから、作品には著作権があるので、写真を商業利用するなどの場合には作家の許可が必要になりますから注意が必要です。
真冬のとこなめ招き猫通りの撮影は、海を渡ってきた冷たい風が吹き抜けてその寒さは格別です。撮影が早じまいになりがちのを我慢して撮るのがコツです。
真冬のとこなめ招き猫通りの撮影は、海を渡ってきた冷たい風が吹き抜けてその寒さは格別です。
撮影が早じまいになりがちのを我慢して撮るのがコツです.
気持ちが寒さに負けて撮影どころではなくなるので、防寒対策が必要です。
何かのついでに写真を撮る感じではありませんでした。
スキーやスノボ用の防寒グローブの指先をカットしたような撮影用のグローブをしていても、外に出ている親指と人差し指が冷たすぎます。
午前中は日が当たらないので、厳しい寒さに震えながら撮影していました。
その代わりに、まねき猫の作品が埋め込まれているコンクリートの土留めは、朝は影になっているので、明暗差が少なく写真撮影には好都合です。
少しアンダー気味に撮れば、作品の色もしっかり写せて写真が白っぽくならずにすみます。
日陰なので被写体がどうしても暗いのですが、立体を撮るので絞りは絞って被写界深度を稼ぎました。
その分シャッタースピードは遅くなって何枚かは手ぶれしてしまっています。

水上峯雄 澤田紀子 猫の郵便配達員(私が勝手につけた作品名)