木下大サーカスが白川公園からいなくなってしまいました。
それは赤い大テントや設備を撤収して次の公演地の岡山に行ってしまったからです。
名古屋の白川公園でサーカスが始まったのは3月21日でした。
ここでの公園が終わったのは6月12日ですから、78日間ここにいました。
休演日以外は毎日この場所でショーを繰り広げていたことになります。
設営と撤去原状回復に多少の時間はかかるとは思いますが、天候のことを考えても、78日に加えてそれぞれ7日ほども考えておけばよいのでしょう。
サーカスの公演が行われていた大テントやそれに付帯する設備類、テントの周りに配置されていた団員たちの住居コンテもすべてきれいさっぱりなくなっています。
気配すら消し去るほどの原状回復を行っています。
気配もあまり残していません。
完璧です。
わずかにコンテナ住居や設備のあった場所にはその周りに四角く雑草が生えていて、その跡が残っていました。
コンテナ住居や設備の周りに四角く縁取って生えていた緑色の雑草が、この場所がサーカスで賑わっていたことのかすかな手がかりです。
けれど、白川公演でサーカス公演が行われていたときにテントやその周りの設備を見たことがない人には、てがかりでも何でもありません。
サーカスの大テントが撤収されて再び広大なスペースが現れました。
見た感じでは陸上競技場くらいのスペースがありそうです。
広い所に連れて行くと走り回ってしまう子供の気持ちがよくわかります。
大道芸の練習なのでしょうかジャグラー(曲芸師)がボーリングのピンに似たクラブでジャグリングの練習をしています。
噴水の前が広いステージになっているのでフラッシュモブ?を練習している人たちがいます。
歌い終わったらお互いに手をたたいています。
多分気持ちがすっきりしたのでしょう。
サーカスが行ってしまった白川公園はこれまでの普段を取り戻していました。