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写真:ノリタケの森の居心地が最高です。ノリタケの森を借景したイオンモールのカフェと鯉のぼり、背広姿の紳士が木陰のベンチでたたずんでいます。静かでたっぷりとした時間が流れています。

ノリタケの森の居心地が最高です。

ノリタケの森を借景したイオンモールと鯉のぼり、背広姿の紳士が木陰のベンチで何か考えを巡らせています。

静かでたっぷりとした時間が流れています。

そうです、まだ5月でした。

ゴールデンウィークが過ぎしてしまうと、今月がいったい何月なのかをすっかり忘れてしまう空白の月が心の中に生まれてしまいます。

営業担当者でなくなったときから、毎年私の5月はこんな感じです。

つまりゴールデンウィークが終われば今年の5月は終わってしまったような感覚が生まれてしまっていたわけです。

この鯉のぼりが、私の中ですでに終わってしまっていた5月を取り戻してくれました。

まだ5月だった。

やったー!、儲けた。

ひと月得した。

そんな感覚が気持ちの中にぱっと湧いてきました。

ノリタケの森に来て一番印象的なのは鯉のぼりだったかもしれません。

ノリタケはご存じの通り世界的な洋食器メーカーです。

ノリタケはご存じの通り世界的な洋食器メーカーです。

その始まりは、海外貿易を志した森村市左衛門が1876年に東京銀座に森村組を創業したことに始まります。

森村組が瀬戸で作らせた生地に東京や京都で絵付けしたファンシーウェアーと呼ばれる、花瓶、飾り皿や壺を

ニューヨーク6番街に出店したモリムラブラザーズで販売し徐々にその評判を獲得していきました。

近代化産業遺産赤煉瓦工場

やがてノリタケのデザインはすべて、ニューヨークのモリムラブラザーズの日本人の手で行われ、それを日本で製造するという

方針により大成功を収めます。

そのようにオールドノリタケの展覧会資料で読んだことがあります。

また、ノリタケの森のどこかの建物の中にそのことを伝える展示があるはずです。

ノリタケの森案内板

ただ、近年は名だたる世界的な陶磁器メーカーの経営破綻が続いていて、経営の厳しさはノリタケも例外ではありませんでした。

このノリタケの森はそんな経営環境が厳しい折に工場の統廃合によって生まれた工場跡地に作られた庭園です。

ノリタケでは食器は伊万里とスリランカで製造していると聞いたことがあります。

けど、ウェブサイトをみると工場が増えているように思います。

食器以外の分野を会社の成果領域に組み入れた結果なのだと思いますが詳しくはわかりません。

創業のときからから受け継がれてきた美しさの価値を事業に織り込んでここまで続いてきたのです。

その精神性をこの庭園がよく伝えています。

会社として大切にしてきたことが伝わってきます。

ここに来たことを内緒にしておこうか、それとも自慢しようかと迷ってしまいます。

人には言いたくないし賑やかにならないで欲しい場所です。

ちょっと趣の違うイオンモールがあるのもなかなかです。

https://tableware.noritake.co.jp/

使ったカメラ

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