尾張名所図会を見ていて「夜寒の里」という月の名所をみつけて、地名のインパクトに惹かれたので地図で調べてみました。
現在も「夜寒」の地名が名古屋市熱田区に残っていることをがわかったので早速カメラを持ってフォトウォーキングに出かけてみました。
夜寒(よさむ)は名古屋、発寒(はっさむ)は札幌、与作は木を切る!。
そんなことをブツブツ言いながら歩いてきました。
夜寒の街の中心にあるのは、名古屋市立旗屋小学校で、その北側を東西に走る雁道に面して尾張名所夜寒里の石碑と、説明板があります。
尾張名所図会では、藁葺き屋根の家の前で藁?をたたいている女性の姿が描かれていますが、その時代の面影は現在どこにも見当たりません。





現在の夜寒の里夜寒町には閑静な住宅街が広がっています。
夜寒町は南は熱田神宮、北は高座結御子神社(たかくらむすびのみこじんじゃ)という、とても歴史ある神社に挟まれた南の熱田神宮から続く高台にあります。
周辺は昔、海だったそうなので貝塚があります。
また古墳が点在しています。









昔は、高台と言うことで眺めがよく東側は谷なので、ちょうど東から登る月を遮るものは何もなく当時は絶景だったことは容易に想像できます。
昔は夜寒の里の東西は海だったはずなので、冬は伊吹おろしが西から直接吹き付けてさぞかし寒かったのではないかと思います。
夜になれば一層のこと寒さが加わったのでしょう。
そうでないと、ここを夜寒の里とは誰も呼ばないと思います。



夜寒町は、地下鉄の西高蔵駅からそれほど離れていないので車でなくても大丈夫です。車で来てもコインパーキングも点在しているので多分駐車場には苦労しないと思います。
熱田区高蔵夜寒の里コースhttps://www.city.nagoya.jp/atsuta/page/0000000561.ht