名古屋駅リニア中央新幹線工事の地上部分の様子を見てきました。2022.4.18~4.28。
前回は2021年9月に記事をアップしましたが、8ヶ月ほど経ってどうなっているのかが気になるのでカメラを持って見てきました。
昨年の9月は太閤通口側の街の様子が工事によって大きく変り始めていたのに驚きました。
その時は、リニア中央新幹線が従来の名古屋駅にどのように絡むのかがわからないまま写真を撮りましたが、今回は、それでは恥ずかしいのでちょっと調べました。
リニア中央新幹線は現在の名古屋駅の北の端辺りを地下30mで交差するので、ちょうどその地上部分のビルなどを取り壊しています。
その部分に新しく生まれる空間を利用して、新しくリニア新幹線の設備の建設や街作りが行われます。
名古屋駅太閤通口の状況
名古屋駅桜通口側の状況
リニア中央新幹線開業に向けた名古屋駅周辺まちづくりの現在の状況(名古屋市)
https://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000142182.html
名古屋市の資料に開発計画が示されているので興味のある方はご覧ください。
楽しめるのではないでしょうか。
このリニア駅上部空間の計画検討状況を見ているとわかるのですが、上部空間という言葉が使われています。
地上部分も含めて地下の部分も上部空間と呼んでいるのだと思います。
つまり、リニア中央新幹線はとても地下30mの深いところを通すので、その上部空間という部分が生まれます。
その空間利用の考え方が示されているようです。
リニア中央新幹線は大深度地下を通します。
下のイメージ図(国土交通省)を見ていただくとわかりますが、大深度地下は建物の支持地盤上面からさらに10m以上深い部分を指します。
大深度地下の利用は名古屋市の資料によると名古屋駅の東にある堀川から勝川の間が示されていますが、名古屋駅では少し浅くて地下30mから地上までの間に新しい空間が生まれることになります。
すでに、プランが決定して工事が進められているのですが、名古屋は、広い道路が素晴らしく機能しているので、この新しく生まれる大空間がどのようになるのかとても楽しみです。
○大深度地下とは(国土交通省)「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」における大深度地下の定義は、次の[1]または[2]のうちいずれか深い方の深さの地下です。
[1] 地下室の建設のための利用が通常行われない深さ(地下40m以深)
[2] 建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さ(支持地盤上面から10m以深)
国土交通省大深度の説明 https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/crd_daisei_tk_000007.html
○JR東海 中央新幹線計画に関する公表資料等 https://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/