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写真:世界文化遺産の清水寺、その舞台からは雨の愛宕山が見えます。左の天王山でも降っているようだからやがて雨がやってくるはず。@京都市

世界文化遺産の清水寺の舞台の様子

世界文化遺産の清水寺の舞台から雨の愛宕山が見えます。

少し南の天王山も降っているようです。

すぐに東山のここにも雨がやってくるはずです。

急いで東山通りまで下りておかないと雨に降られたら困る。

傘は持ってないからです。

世界文化遺産清水寺のお土産にビニール傘は買いたくないのです。

雨の降り出した清水寺から東山通りまで下りてきてもりタクシーはぜんぜん拾えませんでした。

仕方がないので雨に濡れた頭と上着を拭きつつ、清水口にある大谷本廟の総門下で30分ほど雨宿りしました。

清水寺は東山三十六峰のひとつ、音羽山の中腹にあります。

世界文化遺産の清水寺は東山三十六峰のひとつ、音羽山の中腹にあります。

その開創は778年。

今から遡ること約1250年前のことです。

清水寺は宝亀9年(778)に僧延鎮が音羽の滝上に観音を祀ったことに始まります。

世界遺産になった清水寺は宝亀9年(778)に僧延鎮が音羽の滝上に観音を祀ったことに始まります。

鷹狩りをしていた坂上田村麻呂が音羽の滝で奈良からこの地に移り住んみ庵を結んでいた僧、賢心と出会います。

賢心に尋常ならぬ聖賢を感じ、大師と仰いで寺院建立の願いに協力を申し出ます。

延暦17年(798)には坂上田村麻呂が妻の三善高子とともに十一面千手観世音菩薩を御本尊として仏殿を建立し桓武天皇の勅願寺になりました。

音羽の滝の清らかさにちなんで清水寺と名付けられました。

それが清水寺の縁起とされています。

清水寺は奈良の興福寺や薬師寺と同じ法相宗(ほっそうしゅう)の寺院でしたが、1965年に北法相宗を名乗り清水寺が南都(奈良)の法相宗から独立しました。 

近年ではその年を表わす漢字一字を管主自らが大きく墨書し披露します。

近年ではその年を表わす漢字一字を管主自らが大きく墨書し披露します。

年末の風物詩になっています。

この日は東山五条から五条坂を登ってやってきましたが、雲が低く空が暗くなり雨が降る予感です。

案の定、清水寺の舞台から西の愛宕山を遠望すると斜めの雨筋が白く煙っています。

やはり東の清水寺でも雨が降り始めました。

清水寺の舞台

舞台は100畳(約190平方メートル)に相当する広さです。

高さ13メートルのその舞台は18本の欅の柱で支えられています。

抱えきれないような太さの柱を谷の傾斜にあわせて並べています。

その縦横にいくつもの貫(ぬき)と呼ばれる欅の厚板を通して組んでいます。

その柱を組むために柱を通している貫のうちで、外側の雨に濡れる欅の貫(ぬき)の上部や貫に雨よけを設えて雨で木が腐ってしまうのを防ぐ気遣いがあります。

舞台の面積は100畳(約190平方メートル)に相当する広さがあります。

高さ13メートルの舞台を支えているのは18本の欅(けやき)の柱です。

「念彼観音力」碑 1967年建立 貫主だった大西良慶揮毫。

平安朝末から中世には、落日に向かって西方浄土を観想する日想観が流行していました。

西門はその名の通り西を向いています。

茶碗坂 清水寺が見えてから最後の急坂と階段 足に力が残っていない。

世界遺産「古都京都の文化財」(京都市・宇治市・大津市)

清水寺は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)で採択された世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づき、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産リストに登録されました。

このことは、人類全体の利益のために保護する価値のある文化遺産として、特に優れて普遍的価値を持っていることを国際的に認められたことになります。

清水寺は、「清水寺縁起」によると、宝亀9年(778)に僧延鎮が音羽の滝上に観音を祀ったことに始まり、延暦17年(798)には坂上田村麻呂が仏殿を建立して桓武天皇の勅願寺になったと伝えます。

創建後何度も火災によって焼失しましたが、その都度再建され、現在は西門・三重塔・経堂・田村堂・轟門・朝倉堂・本堂・阿弥陀堂が東西に並び、そのほか周囲に仁王門・馬駐・鐘楼・北総門・釈迦堂・奥の院・子安堂・鎮守堂(春日社)、そして鎮守社の地主神社社殿が建っています。

大半の建物は17世紀前半に再建されたものですが、こうした景観は13世紀には成立していました。

伽藍の中心となる本堂は寛永10年(1633)に再建された懸造(かけづくり)の建物で、いわゆる「清水の舞台」として知られ、林立する高い束柱に貫を縦横に通して豪快な姿をみせています。

また、仏堂である石敷の内陣と礼堂である板敷きの外陣からなる本体に裳階、正面庇、巽廓、舞台がつくという平面や、その全体に寄棟造、檜皮葺きの大屋根をかける架構は、平安時代からの形を受け継ぐものです。

これらの建造物のほか、境内の東寄りには江戸時代初期の借景の技法を用いた成就院庭園が設けられています。

なお、これらの周囲に広がる自然景観もみごとです。

登録年月日 平成6年(1994)12月15日決定、17日登録

京都市

清水寺HP https://www.kiyomizudera.or.jp/

寛永寺清水観音堂 https://okazin86.com/tsukinomatsu/

 

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