写真 寺社仏閣 徳川家康

写真:瀧山東照宮、瀧山寺の中に東照宮がある

瀧山東照宮拝殿

瀧山寺の中に瀧山東照宮があります。岡崎市教育委員会による立て札にはこのように書かれています。

滝山寺に伝える由緒書によると、徳川家光が酒井讃岐守、松平右衛門太夫、青竜院亮盛の三人に命じて造営したもので、正保二年(1645年)五月起工し同三年八月に竣工している。現存する本殿などすべて正保年間の造立である。

瀧山東照宮重要文化財立札
瀧山東照宮重要文化財立札

これは寛永13年(1636)家光による近くの伊賀八幡宮の造営から9年後のことになります。

また、日光東照宮は1617年造営なので、瀧山東照宮は日光東照宮の28年後の造営です。

命じられた3人の役職は酒井讃岐守(大老)松平右衛門太夫(勘定方日光東照宮造営担当)青竜院亮盛(瀧山寺住職)です。企業のなかで担当役員が社長に呼び出されて直接指示をうけるような感じだったと想像します。

瀧山東照宮は日光東照宮に比べると遙かに小さい規模の造営ですが建物はしっかりとしていて安普請ではないことが見てすぐわかります。社殿に塗られている朱は所々剥げてきているので、どこかのタイミングで補修が必要になっていますが、造形の美しさや品格は、その規模が小さくても東照宮の威厳を損なわないものです。

写真をご覧になってわかるように、瀧山東照宮は瀧山寺の中に造営されています。

三河岡崎の地にあって、源頼朝の鎌倉幕府、徳川家康の徳川幕府、熱田神宮、天海大僧正、との関係が深い瀧山寺であるからこその瀧山東照宮造営だったことが窺われます。輪王寺と日光東照宮の関係に似ているように感じます。

使ったカメラ Nikon D500 使ったレンズ Nikkor DX 16-80mm F2.8-4.0

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