龍泉寺はお参りに行くと田舎のお寺のように感じますが、実は名古屋市内です。守山区を流れる庄内川の崖の上にあります。
開基は800年頃で最澄となっているようですがはっきりしたことはわかりません。空海もここに参っているようです。
濃尾平野が彼方まで見渡せる立地にあるので、戦国時代には陣が敷かれることが多かったようです。名古屋の北から西にかけてのエリアは、岐阜、関ヶ原の近くまでは平野(濃尾平野)が続くので、陣を敷くのであれば小牧山に次いでここが絶好の立地だと誰にでもわかるからです。私でもわかります。
この日は朝に強い雨が降り一日中蒸し暑い日でした。薄日が差すこともありましたが気流に翻弄されたようなたくさんの雲が空にあります。
この日は朝に強い雨が降り一日中蒸し暑い日でした。薄日が差すこともありましたが気流に翻弄されたようなたくさんの雲が空にあります。気温が高いので水蒸気によって空気の透明感を気にしていたのですが、やはりその通りで撮った写真を見るとどれも透明感のないはっきりしない状態だったので、PCでかすみを取り明瞭度を上げる処理を行いましたが、処理をかけ過ぎると反対に空気感がなくなってしまうのであんばいに迷うところです。
写真の用途によって処理の方向性が違うので、極端でなければそれは間違いとは言えませんが、撮った写真を鑑賞して貰うのではなく、ただ普通に見て貰うだけにしたいので、その点に注意して作業しています。
この日は晴れたとしてもコントラストが強くなる分くっきりと写ったように見えますが、空気の透明度は下がっているのでなんだか白っぽい写真になるのだろうと思っています。カメラのピクチャーモードはスタンダードで、輪郭の強調は9段のうちの5段の設定です。曇りの日なので、ピクチャーモードをビビッドに設定すると赤が飽和することも考えられるので使いませんでした。普段からビビッドの設定はあまり使いません。
明治時代に放火された本堂の焼け跡から大判小判が発見されたそうです。
明治時代に放火されて本堂などが焼けましたがその焼け跡から大判小判が発見され、これを元手に再建したとの逸話が残っています。びっくりです。他のお寺にも似た話があったことを覚えています。
それにしても秀吉が火をつけるとはとんでもないことをしてくれました。多くの寺社は戦乱に巻き込まれて焼かれてしまう過去がありますが、落雷、放火も多いので心が痛くなります。
使ったカメラ Nikon:D300S レンズ:Nikkor 28mm F1.8 フルサイズ換算42mm