百度石を見ていたら石がその意味をおしえてくれました。
お百度詣りは願いを成就させるための合理性を持っています。願いを念じて心に刻んで、そしてその願いから目をそらさず集中的に行動するためのルーチンです。そして目標達成のために絶対に必要な健康のために体を動かすことになります。
お百度詣りする姿を人に見られるのが気になるような心構えではその願いは成就するようには思えません。それはまだまだ必死じゃなくて心から願ってないからです。
人に迷惑は掛けてはいけないけれど、なり振り構わず徹底的に努力することで願いは叶いやすくなることは、本当はみんな気がついているはずです。
どのようにしたら大願成就できるのかを、この石を奉納した願主に尋ねてみたいものですが、きっと「誰でもが知っているようなことをやり抜いた結果だ」と教えてくれるように思います。
お百度詣りの効果は、
①100日間毎日神社やお寺に通うことで足腰が鍛えられ健康になる。
②毎日、自分の願いを心から願うことで、心に深く刻まれて忘れなくすることができる。
③そうすると、無意識の中でも自分の行動が願いを叶える方向に向かい始める。
しかし、一日でお百度石と本殿の間を行ったり来たりグルグルと100回往復してお百度詣りを済ませてしまうやり方は、、急な運動をすることになるので体を痛めてしまう危険があります。そのためには事前トレーニングが要りそうです。いや、必要です。
思うに、毎日参拝することを100日間連続で行うというのなら相応の効果があると思うのですが、一日で100回お詣りを済ませてしまうのは、自分の願いなのに少し無責任な感じを受けます。
さあ、私はやることをやったし、私の大願を成就させるのは、あとは神様の役目ですよ。
と言っているように感じるからです。
もしそうではなくても神様からすると、あなたは体裁を繕っただけで成功の本質である努力を放棄したと受け止めてしまうかも知れません。
毎日100日続けて本気でお参りするのがよさそうです。
最初の写真にある石に刻まれているように千度のお詣りを達成した人もいるようです。多分1000日続けて参拝したのでしょうね。
有名な比叡山を巡る天台宗の荒行、千日回峰行には遠く及ばないと思いますが、それにしても1000日の連続参拝はものすごいことです。ここまで来るともう修行でしょうし、日々の暮らし方、過ごし方も徐々に変化して、この方の心の中はスッキリと霧が晴れたようにクリアになっているのではないでしょうか。
お百度詣りによって、目標達成力、集中力が生まれ、頑張り努力することが日常的に習慣化されるでしょうから、お百度詣りする人の願いが成就する可能性が高まることは誰の目にも明らかです。
この石を見ていたらそんなことを教えてくれました。
お百度参りのことを迷信や庶民信仰として一方的に片付けてしまうのはもったいないことです。
目標達成するために編み出した人間の知恵なのですから。不本意にもこの記事は底の浅いノーハウ本の内容と似てしまいました( ̄。 ̄;)。
しかしこの石を撫でるだけでも御利益がありそうです。
大願成就してお百度石を奉納したいです。
使ったカメラ Nikon:D500 D810 レンズ:DX Nikkor 18-140mm F3.5-5.6 Nikkor 16mm F2.8