チンチン電車で住吉大社へ。
恵美須町から阪堺線で12駅目の住吉鳥居前駅に到着です。
お参りには風情あるチンチン電車で住吉大社へ行こう。
通天閣の西にある恵美須町駅から乗って12駅目で住吉鳥居前駅に到着。
大阪市の南の住人なら誰でも乗っている日常の足です。
愛されています。
路面電車がバスに変わり消えてしまった街が多いにもかかわらずレトロ感を振りまきながら頑張っています。
カラーリングにも目を向けると懐かしい大阪の街の美しさ引き立つように思います。
思い浮かんだのは、プラハの市電のようなイメージです。
ちょうど黄色と水色の配色にレトロモダンを感じる電車が来ました。
街に似合っています。
運行している会社は阪堺電気軌道株式会社です。
チンチン電車を住吉神社鳥居前で降りたら感じた別荘地のような上品で不思議な空気感。
チンチン電車を住吉神社鳥居前で降りたら感じた別荘地のような上品で不思議な空気感。
阪堺線が浜寺まで通じているという開放感と明るさなのか、もしかしたらその昔はリゾート地だったのかもしれない。
この土地には不思議な力がありそうです。
この辺りをすっぽり包む神々のオーラのせいなのでしょう。
これまで、路面電車はモータリゼーションの著しい進展による乗客減少や、道路交通の増加などによる経営難から、各地で廃止があいついだ中にあって、南海電気鉄道軌道線は懸命な企業努力により、立派に輸送の使命を果たしてまいりました。
そして、昨今は省エネルギー時代に適した低公害で便利な交通機関として、むしろ社会の期待は高まりつつあります。
このような要請に応えるためには、路面電車の実態に即応した、より、きめの細かい経営・管理体制の確立が強く望まれるところでありましたが、南海電気鉄道では平野線の廃止を機会に、軌道部門を別会社として分離・独立させることとし、昭和55年12月1日、阪堺線・上町線が「阪堺電気軌道株式会社」として新発足いたしました。
明治43年3月に設立された旧阪堺電気軌道株式会社が阪堺線のおこりです。
同社は片岡直輝氏らが発起人となって、大阪市~浜寺村間および堺市宿院~大浜間の2路線に電気鉄道を建設する目的で設立されました。
明治44年12月に恵美須町~大小路間、同45年3月に大小路~少林寺橋(現・御陵前)間、そして同年4月に少林寺橋~浜寺駅前間が開通、阪堺線の路線が完成しました。
こうして路線の完成をみた旧阪堺電気軌道は、競合する南海鉄道とはげしい旅客誘致競争をおこないましたが、やがて大正4年6月、両社は合併、南海鉄道の阪堺線となりました。
帰りは南海本線の住吉大社駅から南海電車に乗って難波に向かいました。
浜風を感じるプラットホームです。
住吉大社が鎮座した西暦211年当時はホームから見える住吉公園は海だったはずです。