コロナで閉園だったバラ園。
2020年のシーズンには閉園していました。
緊急事態宣言が解除されて入園可能になったときにはシーズンが過ぎていてわずかなバラが咲いているだけです。
撮影に耐えられそうなバラはほとんどありませんでしたが、
普段は感じられないことを教えてくれました。
このアーチ型のRose Gardenの文字はバラ園の雰囲気をよく伝えています。
コロナで閉園だったバラ園 はその間に新しくペイントされてきれいになっていました。
錆がなくよくメンテナンスされていることがわかります。
一事が万事という言葉がありますが、このバラ園はいつ行っても担当の方が、
バラの木の世話はもとより土壌の状態の維持管理をされている姿を見かけます。
そんなことがこの上品なRose Gardenの文字とペイントにも現れているようです。
順光で撮ると文字の色に白を選んだ理由がわかります。
バックの木の暗めの緑色が背景となり白い筆記体の文字が上品に映えますが、
閉園間近には傾いた西日にプレゼントして貰ったような逆光のシルエットで、
裏返しのRose Gardenが取れました。
風見鶏がアクセントになっています。
これは昼間に撮った写真では白い文字ばかりに目が行って気がついていませんでした。
それは、この風見鶏の色は濃いグレーで背景に溶け込んでしまうからです。
一方、逆光では色には関係なく、形あるものすべてが現されてしまうので、
こんな写真になったのです。
色で見せるのか、形で見せるのかのヒントになりました。
朝昼夕夜の4つの光りの時間帯に1枚ずつを撮ることができると、
めんどくさい言い訳をしなくても、自然に良い写真が生まれる可能性が高くなります。
教えて貰って、そのようなことも知ってはいるのですがなかなか出来ないでいます。
時間をそのように使うことがなかなか出来ないからです。
このRose Gardenにある人工の池に、壁から流れ落ちる水が涙のように見えます。
大泣きしています。