
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送決定に沸く、名古屋市中村区。その玄関口である地下鉄東山線「中村公園駅」が、今、歴史ファンにとって見逃せないスポットになっているのをご存知でしょうか。
改札を出た瞬間から始まる、圧倒的な武将たちのビジュアル。今回は、地上に出る前から気分を最高潮に高めてくれる、駅構内の素晴らしいディスプレイをレポートします。
1. 改札から出口へ導く「清正と秀吉」の出迎え
駅に到着してまず驚くのが、壁面を飾る美しいデザインのポスターです。

【写真解説】 「中村公園は3番出口へ」の案内と共に現れる、加藤清正と豊臣秀吉の力強いポートレート。この駅が、戦国スターたちのルーツであることを無言で語りかけてきます。
2. 圧巻!名古屋ゆかりの武将たちが勢揃い
通路を進むと、さらに目を引く巨大なパネルが現れます。ここには、中村区が生んだ秀吉・秀長・清正だけでなく、名古屋にゆかりのある名だたる武将たちが紹介されています。中村公園駅の改札口を出ると最初に目に入るパネルです。

【写真解説】 「武将のまち 名古屋」と記された深い紺色のパネル。豊臣兄弟を筆頭に、前田利家、柴田勝家、佐々木成政……。この地がいかに多くの逸材を輩出したのかが、一目でわかります。
3. 【パノラマ公開】黄金の世代が並び立つ、光景
そして、今回私が最も感動したのが、通路の壁いっぱいに広がる武将たちのシルエット群です。あまりに巨大なため、3枚の写真を繋いでパノラマ化してみました。
(※ここで、読者の期待感を煽るために、まずは部分カットを見せてから、最後にパノラマを出す演出にします)
左側には「佐久間盛政」「柴田勝家」らが……。 中央には「前田利家」「前田慶次」……。 そして右側に、我らが「豊臣秀吉・秀長」と「加藤清正」!

【写真解説】 壮観の一言に尽きます。秀吉を支え、時代を築いた「中村・名古屋軍団」のオールスター。パノラマで見渡すと、2026年の大河ドラマで描かれるであろう兄弟の絆や、彼らを取り巻く人間ドラマへの期待が膨らみます。
4. 地上へ:ドラマ館オープンを待つ中村公園へ
このディスプレイに背中を押されるように3番出口を出て大きな鳥居をくぐり参道を進めば、そこには聖地・中村公園が広がっています。

地上では、令和8年1月24日オープン予定の「大河ドラマ館」の看板が設置され、準備が着々と進んでいます。
まとめ:地下鉄の駅そのものが「最初の展示館」
中村公園駅は、単なる移動手段の通過点ではありません。大河ドラマを楽しむための「第0章」とも言える、気合の入ったミュージアム空間になっていました。
これから聖地巡礼を計画されている方は、ぜひ階段を上がる前に、足を止めてこのディスプレイを隅々まで眺めてみてください。当時の武将たちの熱量が、ファインダー越しにもビシビシと伝わってきました。



