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写真:名古屋から見える歴史的名山、伊吹山。 標高1,377 m。

名古屋から見える伊吹山
名古屋から見える伊吹山

名古屋から見える歴史的名山「伊吹山」(いぶきやま) 標高1,377 m。

名古屋では冬の寒い季節には伊吹おろしが吹きます。

正確には、伊吹山の裾野、つまり谷になっている関ヶ原を通って若狭湾から分厚い雲が扇状に広がり

日本海側のめまぐるしく変化する冬の気候を名古屋でも存分に感じさせます。

裾野の手前にあるこんもりとした低い山は南宮山です。

その左は養老の滝のある養老山系です。

桃配山

その向こうの谷の方は、桃配山(ももくばりやま)と呼ばれます。

徳川家康が関ヶ原の合戦のときに最初に本陣を置いた場所です。

大海人皇子(おおあまのおうじ後の天武天皇)と大友皇子(おうとものおうじ、弘文天皇)が戦った壬申の乱のときに、

𠮷野から攻め上がってきた大海人皇子が疲弊していた兵に桃を配って慰労したことから桃配山と呼ばれます。

現在はこの桃配山をかすめて新幹線が走ります。

伊吹山と壬申の乱

古代の戦乱も伊吹山のふもと、関ヶ原が舞台です。

672年(天武天皇元年)に天智天皇の後継者争いをめぐって起こった古代史上最大の戦乱。

天智天皇の弟である大海人皇子(おおあまのおうじ)が、天皇の長子である大友皇子(おおとものおうじ)と戦い

大海人皇子が勝利した。

伊吹山と日本武尊伝説

壬申の乱より遙か昔に、日本武尊(やまとたけるのみこと)は伊吹山の伊吹大明神と戦い、

苦しめられて敗れ、やがて命を落としてしまいます。

そのときには、神剣草薙剣は妃の宮簀姫(みやずひめ)のもとに預けおいたままでした。

それが現在も名古屋(熱田神宮)に草薙剣が祀られて在る理由です。

名古屋から見える伊吹山には多くの伝説があります。

関ヶ原の戦い

1600年に徳川家康の率いる東軍と石田三成の率いる西軍が激突した場所です。

徳川家康が最初に桃配山に本陣を置きますが、それは壬申の乱の故事に習ってのことのようです。

歴史の生き証人伊吹山

古代からの歴史の大きな変化を見続けてきた伊吹山は、

日本の歴史の生き証人です。

名古屋から見えている伊吹山にはそんな歴史があります。

米原市伊吹山特設サイト https://www.city.maibara.lg.jp/mtibuki/index.html

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