太閤通ガード下 昭和62年度(1987年)名古屋市都市景観賞 ストリートギャラリーを撮ってきました。
向こう側の通路の壁面のシェイクハンドウォール’86も少し前に撮影しましたが、このストリートギャラリーも都市景観賞を同時に受賞しています。
この通路は名古屋市を東西に分断しているJR東海道線などが通る高架橋の下を通っていて、お互いの街を行き来することの出来る重要な通路です。
それぞれの街はその機能が異なっていて、華やかさと日常を対照的に見せてくれます。
名古屋駅の正面玄関で高層ビルが建ち並ぶ都市と名古屋駅に歩いて行ける住宅街というキャラクターの違う街を結ぶ人が歩いて行き来できる、このあたりではとても重要で唯一の通路です。
それ以外に名古屋市の東西の街を行き来することのできる通路は、この辺りでは名古屋駅構内を通る以外にはないのではないかと思います。
そのガード下の通路にストリートギャラリーを名古屋中村ライオンズクラブが企画して設置したのがこのギャラリーです。
設置から36年が経過している作品群は何らかの手入れが施されていることはわかるのですが、経年の汚れや排気ガスの煤の付着には追いつかず、残念ながらそれを完全に払拭できるまでには至っていません。
ただ、写真に撮ってみると、カメラの設定の狙い通り押し出しの強い写りになっています。
多少のレンズのゆがみ調整程度で写真が仕上がりました。