羽化した蝉が戻ってきた。
アジサイの葉で羽化した蝉が、その命を終えるためにアジサイの花の元に戻ってきたのかもしれない。
もうあまり動けないでいます。
羽化してからの蝉の寿命は1ヶ月ほどだといわれています。
それでも鳴き始めて10日ほどすると、木の下には飛べなくなった蝉を目にし始めます。
自然の生き物だから、それぞれに命の長さは異なるのでしょう。
この蝉は抜け殻のある枯れたアジサイにとまっていてもうあまり動きません。
葉の蝉の抜け殻は、きっと自分のもののなのでしょう。
いたるところにセミの抜け殻を見かけます。
木の幹や葉っぱ、草の葉など思い思いの場所で羽化しています。
森が近いのでセミの声がよく聞こえます。
コンクリートの階段や道ばたに力尽きて転がっている姿を見かけます。
子供のころには、アリが寄ってたかってセミを運んでいる様子をよく観察していましたが、
今でも時々みかけると、夏休みのことを思い出します。
近くに森があって良かった。
セミの一生 https://www.kodomonokuni.org/nature/summer/summer_semi.html