名古屋城の二の丸広場での展示に引き続き栄のミツコシマエヒロバスで行われていた名古屋城金シャチ特別展覧も2021年7月11日で終了しました。
金鯱の展示の目的は、名古屋を救ってきた歴史を持つ名古屋城の金鯱を地上に降ろして、みんなに近くで見て貰うことにで新型コロナウィルスの流行という災いを吹き飛ばしてしまおうという願いが込められていました。みんながお祭り気分で浮かれているときに降りてくるのではなく、心が重く苦しいときにみんなを励ますために降りて来たことはとても素晴らしいことだと思います。
予防接種のようにウィルスに直接効果があるわけではない催しではありますが、コロナウィルスの蔓延で元気を失いかけている人々を励ますために出来ることを実行（催行）したという、人々に寄り添った意義は大きかったと思っています。
展示の場所を栄に移してからは、5月12日から40日間の緊急事態宣言下にあり、金シャチを見に来る来場者数に影響が出たはずだですが、それでも金鯱が地上に降りてみんなを励ましたことは名古屋市や名古屋城の歴史に残るでしょう。
金鯱のない名古屋城天守閣は、臥龍点睛を欠くという言葉通りの印象を受けました。その姿はちょっと貧相でもありましたから、金鯱の役目はとても大きいことを思い知りました。
尾張藩が財政難のときに金鯱はその身を溶かして藩を救った歴史がありますが、今回の新型コロナウィルスの流行では、天守閣から降りて来てみんなを励ましてくれました。
ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
金鯱が地上に降りる前の写真もアップしておきます。
金鯱が天守閣に戻ったときにはまた写真を撮りに出かけます。
使ったカメラ Nikon：D500 レンズ Nikkor DX 16-80mm F2.8-4.0 D5500 DX 18-140mm F3.5-5.6 （金鯱を降ろす前の名古屋城 85mm 1/100 F9)
