熱田神宮摂社の氷上姉子神社にある本宮には日本武尊から授かった草薙剣を熱田に収めた宮簀姫命宅趾の碑が建てられています。
この碑のあるこの場所で日本武尊(やまとたけるのみこと)と妃の宮簀姫命(みやすひめのみこと)は一緒に住み、日本武尊がなくなってからもここに留め置かれた神剣、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)をずっと護リ続けたことを思うとタイムマシンで旅したような気分です。
その神剣を宮簀姫命が熱田に移しお祀りしたのが熱田神宮の始まりと言われています。
この碑は熱田神宮の角田忠行 宮司の謹書によるものです。氷上姉子神社元宮の祠の傍にあります。
仲哀天皇4年(西暦195年?)この館跡に社殿が設けられましたが持統天皇4年(西暦690年)にこの丘の下に移されたそうです(名古屋市教育委員会)。それが今の氷上姉子神社です。
碑の撮影は日が差すと、表面が光りと木の葉の陰でまだらになってしまうので彫ってある文字が読めるようにはなかなか写せません。
そのんなわけで、曇りの日が絶好の撮影日和です。
太陽の光が雲で拡散されて具合良く被写体に光りが回ります。
丁寧な筆使いで払いや跳ねにも心を行き届かせていて、碑文からは宮簀姫命への思いと誠実さが伝わってきます。
熱田神宮の氷上姉子神社の説明 https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/yukari/hikamianego_jinja.html