今年も紅葉の岩嵜の瀧(菊水の滝)を見てきましたが紅葉の盛りが過ぎてしまっていました。@日進市

菊水の滝の紅葉
菊水の滝全体

今年も紅葉の岩嵜の瀧(菊水の滝)を見てきましたが紅葉の盛りが過ぎてしまっていました。

モミジの葉はずいぶん散ってしまっていて残っている枝の紅葉には冬枯れが始まっています。

紅葉がカリカリに乾いているので光の具合を見計らって写真を撮ればなんとかピンクっぽく写せます。

写真を拡大すると紅葉から艶が失われて潤いが失われているのがわかります。

紅葉がピンクい*感じで写るのは、紅葉写真にありがちな強い赤の力が抜けていい感じになります。

この滝は「岩嵜の瀧」として尾張名所図会にあるくらいなので当時は名所でした。

尾張名所図会 岩嵜の瀧(菊水の滝)

昨年も同じこと書いたように思うのですが、この滝は「岩嵜の瀧」として尾張名所図会にあるくらいなので当時ここは名所でした。

現在は名前を変えて「菊水の滝」と言います。

現代では忘れられてしまっている名所です。

誰ひとり通りません。

岩嵜の瀧のままで良かったのに。

菊水の滝入口
菊水の滝入口見返り

昔はこの流れのあたりは自然のままでしょうから、滝はもっと下まで落ちていたと思うのです。

名所図会のように今よりずっと低い場所から滝を見上げていたはずです。

きっとこの絵のとおりだったのでしょう。

現在の滝は5メートルほどの高さから流れ落ちています。

お侍さんがスマホで写真を撮っているようにも見えます。

雨が降ると水量が増して絵のような滝になるのだろうと思うので、いつかたくさん雨が降ったら確かめに来てみます。

この滝の水は、整備された水路を通って近くの天白川まで流れていきます。

整備されてなかった当時からきっとそうだったのでしょう。

整備されている滝の流れ
滝壺からの流れ

その天白川(てんぱくがわ)の流れはやがて伊勢湾に注ぐのですが、岩嵜の瀧(菊水の滝)は太平洋にまでつながっていることになります。

この滝の水がアメリカまで届いているかもしれないと思うとなんかすごい。

🤪

*ピンクを「ピンクい」という言い方は名古屋民がよく使います。

緑は「みどりい」と言ったりします。

方言です。

赤い、青い、黄色い、黒い、白い、など主な色を表現する言葉には「い」がつくので、他の色にも「い」をつけるのだと聞いたことがあります。

ずっと前のことになるのですが、不思議に思って仕事場の女性に尋ねたら、そんな答えをもらいました。

なるほど!

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