川鵜(かわう)の羽干(はねぼし)。
川鵜は羽が水で濡れてしまうと羽の外側と内側を順番に太陽の光に向けて乾かします。
川や池にいる魚を食べるために、水に潜って捕食しますが
羽がよく水をはじかないので、水に濡れてしまいます。
そうすると、飛べなくなってしまうので岸に上がって羽を広げて乾かします。
そんなときには、鵜に近付いても羽を広げたままあまり動きません。
乾かしているので、乾くまではあまり動きたくないのでしょう。
正しく太陽に向かって羽を広げています。
しばらくすると、羽の裏と表を交互に日に当てて乾かします。
撮影したときの池の周辺の気温は5℃程度ですが、日の当る場所を選んで羽を広げたまま
あまり動こうとしませんでした。
池の端とは言えそこは日溜りなので、体に日が当って気持ちよさそうに羽を広げています。
海鵜も同じようなポーズをしているところを港の突堤で見たことがあります。
海鵜(うみう)も同じようなポーズをして、港の突堤でじっとしているのを
見たことがあります。
そのときは日が差していなかったのですが、鵜は風に向かって羽を広げていました。
洗濯物と同じように、風が吹いているとよく乾きます。
川鵜の羽干しのように海鵜も羽干しを行うようです。
意外な話しですが、長良川の鵜飼いに使っている鵜は川なのに海鵜なのです。
ただ、海で見たら海鵜、川や池で見たら川鵜と
私が思っているだけなので、それが海鵜なのかどうかは不明です。
有名な長良川の鵜飼いの鵜匠が使っている鵜は、川で漁を行うのにもかかわらず
海鵜です。