月見の名所二村山。
名古屋市緑区と豊明市の国境にある鎌倉街道の名勝、二村山(ふたむらやま)で岳輅が詠んだ句です。
二むらや三河に出(いず)る秋の月 岳輅(がくろ)
二村山(ふたむらやま)は昔から鎌倉街道の歌枕として知られ、眺望に優れていた。
江戸時代の中頃名古屋乗西寺の住職岳輅(がくろ)が志朗とと月見に訪れた際に詠んだ句で、
寛政6年(1794)の「麻刈集」に載っている。
豊明市観光協会
名古屋市緑区と豊明市の境あたりにある鎌倉街道の名勝、二村山(ふたむらやま)に登りました。
といっても標高80mほどの山にある鎌倉街道の峠です。
昔から、二村山は月見の名所と云われていました。
そこにあった立て札を見て岳輅と士朗がわざわざ名古屋から見に来た三河に昇る月をどうしても見たくなり翌日にもまた来ました。
峰に雲がかかっているのが恵那山、その左が日本武尊の双子のお兄さんの御陵のある猿投山です。
ここに月見に来た2人は俳句で有名な尾張藩士加藤暁台の門弟で、士朗は医者、岳輅はお坊さんです。
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