円空仏を撮りに梅雨明けの龍泉寺に再びやってきました。CPLフィルターを装着したからといってお寺の宝物を展示してあるガラスケースの反射光が全部抑えられるわけではありませんがかなり効果があります。しかしCPLフィルターを装着することで光りが遮られて暗くなってしまいます。
その分ISO感度を上げる、絞りを開ける、そして低速シャッターを切らなければならなくなるという三重苦に見舞われます。ISO感度を上げるとノイズが増えて画像が曖昧になります。絞り開くと至近距離では被写界深度がほとんどないので前後にカメラが動くとピンボケになります。そして低速シャッターでは手ぶれが起こるので今回の場合は速いほうが良いのです。ひとによりますが、私の場合は1/125秒は欲しいところです。手ぶれ機能がレンズに付いているので頑張って1/60以上で写したいのです。つまり、F5.6以上で、シャッター速度は1/125秒以上で、ISO感度は400で写したいのです(ストロボと三脚は使わない)。
レンズに手ぶれ機能があるので、それを信じてシャッター速度を1/30秒まで落としてISOは1600を限度としました。絞りはF4です。
レンズに手ぶれ機能があるので、それを信じてシャッター速度を1/30秒まで落としてISOは1600を限度としました。絞りはF4としています。被写界深度を1mmでも深くしたかったのですが、小さな円空仏の撮影では満足な結果が得られません。
体は前後に動くのでピントが合いません。
そもそも展示室が暗いのでお手上げです。三脚を使えると全て解決しますが、フラッシュと三脚の使用は非常識ですから使いません。ただ撮影道具ではレンズが明るい単焦点レンズもしくはマクロレンズで対処する方法が残っています。
この展望台に吹く風は涼し気分は爽快です。空気の透明度も上がっていて遠くまで見晴らすことが出来ます。
しかし、梅雨晴れで車の温度計では外気温は34.5度もあり暑すぎたのですが、この展望台に吹く風は涼しく気分爽快です。空気の透明度も上がっていて遠くまで見晴らすことが出来ます。中央に小牧山、その向こうには岐阜城のある金華山が遠望できます。ここから小牧山までの距離は10㎞で、その向こうに見える岐阜城金華山までは30㎞あります。名古屋駅までは11㎞です。
使ったカメラ Nikkor D500 レンズ:Nikkor DX 16-80mm F2.8-4.0 CPLフィルター使用